子育てを支える繋がりの力
「子育て 繋がりがほしいな」と感じることはありませんか。子どもは可愛いのに、疲れがたまってくると「わたしばっかり頑張ってないかな」「このままで大丈夫かな」と不安になることもありますよね。そんなとき、本当に支えになってくれたのは、立派なアドバイスよりも、そっとそばにいてくれる人との繋がりでした。
まずは「ひとりで頑張りすぎていた」過去のわたし
わたしも以前は、なんでも自分でやろうとしていました。家事も育児も仕事も、「迷惑をかけたくないから」と抱え込んでいたんです。けれど、心も体もいっぱいいっぱいになると、子どもに優しくしたいはずなのに、イライラが先に出てしまうこともありました。
そんなとき、友だちや家族が「子ども見とくから少し休んでおいで」と声をかけてくれました。その一言がどれだけ救いになったか、今でも忘れられません。「頼っていいんだ」と気づいた瞬間から、少しずつ景色が変わりました。
未就学児3人を預けて海外へ行けた理由
わたしには、未就学児が3人いる時期に、10日間海外に泊まりで行った経験があります。普通に考えると、かなりチャレンジングな状況ですよね。それでも実現できたのは、「行っておいで」「こっちは任せて」と笑って背中を押してくれた人たちがいたからでした。
送り迎えをしてくれる人。一緒にごはんを食べさせてくれる人。子どもたちの寝かしつけまで引き受けてくれる人。それぞれの小さな「大丈夫」が積み重なって、わたしは安心して飛行機に乗ることができました。
帰国したとき、子どもたちが「ママおかえり」と笑顔で抱きついてくれた瞬間、「ひとりで子育てしているわけじゃないんだ」と心の底から感じました。この体験が、わたしの子育て観を大きく変えた出来事です。
次に気づいた「預ける側から預かる側へ」の変化
不思議なことに、繋がりに助けられた経験を重ねていくうちに、今度はわたしが「預かる側」になっていきました。イベントのときにママたちがゆっくり話せるように、子どもたちと全力で遊ぶ役をしたり。子育てサロンでは、少しのあいだ赤ちゃんを抱っこして、「今のうちにお茶飲んできてね」と声をかけたり。
気づけば、「ここに来るとホッとする」「子どもを安心して連れてこられる」と言ってもらえる場所が、少しずつ広がっていました。昔のわたしがほしかった場所を、今のわたしが作っている。そう思うと、繋がりはただの偶然ではなく、ちゃんと循環しているんだなと感じます。
ごはんがあると、人は自然と集まってくる
わたしの家や元氣ラボには、なぜかいつも誰かが集まってきます。そしてみんな、だいたいお腹をすかせてやってきます。だからこそ、土鍋でお米を炊いて、お味噌汁を用意して、「一緒に食べよう」と声をかける時間がとても好きです。
炊きたてのおむすびを手にしながら、子育ての悩みをぽろっとこぼすママ。それを聞いて「わかるよ」と笑い合うママ。そんな何気ないやりとりの中で、「ひとりじゃない」と感じられる瞬間が生まれます。難しいカウンセリングよりも、一緒にごはんを食べる時間が、心をふっと軽くしてくれることも多いのです。
さらに「繋がりは完璧さからではなく、弱さから生まれる」
わたし自身、いつもポジティブなわけではありません。明るく笑っている裏で、「あのときもっとこうできたかな」と反省ばかりの日もあります。すぐに暗いほうへ考えてしまう「暗闇族モード」に入ることもあります。
でも、その弱さを隠さずに話せるようになってから、周りのママたちも少しずつ本音を話してくれるようになりました。「実はわたしもね」と打ち明け合える関係は、完璧さではなく、不完全さから生まれるのかもしれません。
繋がりは、きれいなところだけを見せ合う関係ではなく、「しんどいときもしんどいと言っていいよ」と言い合える関係の中で育つのだと感じています。
子育て 繋がり を広げるためにできる小さな一歩
では、あなたが今からできることは何でしょうか。大きなことをしなくても大丈夫です。たとえば、気になるママに「最近どう?」とメッセージを送ってみる。近くの子育てサロンやイベントに一歩だけ足を運んでみる。「助けて」と一言だけ、信頼できる人に伝えてみる。
その小さな一歩が、数ヶ月後のあなたの心をきっと支えてくれます。繋がりは、いざというとき突然降ってくるものではなく、日々の小さなやりとりの積み重ねで育つものだからです。
そして糸島で広がる「つながる子育て」の輪
元氣ラボでは、糸島を中心に、子育てをテーマにしたサロンやイベントを続けています。味噌づくり、おむすびの会、子育てサロンなど、どれも「話せる」「笑える」「頼れる」を大事にした場です。あなたがふっと力を抜ける場所、そして「また明日もがんばろう」と思える場所でありたいと考えています。
リアルで会うことが難しい方には、オンラインでの個別相談も行っています。画面越しでも、「あ、わたし今ちゃんと話せたな」と感じてもらえるように、一人ひとりのペースに寄り添います。
まとめ|あなたの経験も、誰かの光になる
これまで、わたしはたくさんの人に助けてもらいながら子育てをしてきました。そのおかげで、今は誰かに手を差し伸べる側にもなれています。あなたがここまで乗り越えてきた日々も、きっといつか誰かを支える力になります。
「わたしなんて」と思う必要はありません。今感じている迷いやしんどさも、いつか同じように悩む誰かにとっての希望になるはずです。繋がりは、あなたの中からも、静かに始まっています。
糸島でもオンラインでも、あなたと「つながる子育て」の輪を一緒に広げていけたら、とても嬉しいです。












