外出がつらい日の処方箋
「子育て 外出 ストレスがしんどい…」そんな日、ありませんか。外に出たくても準備する気力がない。家にいると兄弟喧嘩や散らかり具合に息が詰まる。でも外出となると、おむつ・着替え・飲み物・おやつ…荷物はどんどん増える。外でも家でも苦しくなる、この“挟まれ感”。あの頃の私は、その真ん中で毎日立ち尽くしていました。
家にいる方がしんどくなる日がある
よく「外に出れば気分転換になるよ」と言われます。でも正直、私は“家にいること”の方がしんどかったタイプでした。片付けてもすぐ散らかり、兄弟はケンカばかり、私の心もどんどん削られる。それなら外に出た方がまだ呼吸ができる。だから私は、とにかく外へ向かっていました。
とはいえ、準備なんてまともにできない日も山ほどありました。お弁当箱すらない。作る元気もない。そんな日は、炊飯器ごとベビーカーに乗せて公園へ行っていました。海苔と塩だけ持っていって、そこでライブおむすび。あれは“手抜き”ではなく、私の中では立派な工夫で、本気で「いいこと思いついた!」って思っていました。
食事に必要なのは“形”じゃなくて気持ち
食べ物って、ただの栄養じゃないんですよね。塩・のり・あたたかいごはん。それだけでも、誰と食べるか、どんな気持ちで食べるかでごちそうになる。だから私は、炊飯器をそのまま持っていった日も、チャーハンを大きな箱に詰めてスプーン1本で食べさせた日も、全部「満点だったな」と今でも思っています。
子どもが笑っていたらそれでいい。外の空気の中で「おいしいね」と顔を見せてくれる。それだけで、その日は十分すぎるほど成功でした。
外の空気が、私と子どもを救ってくれた
公園に行くと、子どもたちは自然に機嫌が良くなっていきました。走ったり、葉っぱを拾ったり、風に当たるだけで笑顔になる。そんな姿を見ていると、あれほど重たかった私の心も少しずつ軽くなっていきました。
外出は“立派な遊び”じゃなくていい。“整ったママ”でなくてもいい。ただ、家の空気がしんどい日ほど、一度外に出ることで心の詰まりがほどけるんです。外出は心の安全弁。あなたがつらいときに押していいスイッチなんです。
母の工夫には、いつでも愛がある
炊飯器でも、塩むすびでも、チャーハンでも。子どもにとっては、あなたと一緒に過ごす時間がごちそうです。母はどんな状況でも工夫する。そしてその工夫は、立派じゃなくていい。そのひとつひとつが、ちゃんと子どもを守っています。
あなたの外出ストレスにも、必ず出口がある
子育てって、外に出ても家にいてもストレスがつきまといます。でも、あなたが“楽になる方法”をひとつでも知っていれば、それだけで世界は変わります。完璧である必要はありません。あなたが今日を生きやすくする方法を選んでいいんです。
そして、もしあなたが今しんどくて、誰かに話したくて、外出だけでは追いつかないほど疲れているなら、元氣ラボで待っています。あなたの話をゆっくり聴ける場所があります。












