糸島の教育現場のリアル
子どもたちを支える人たちの想いを、もう一度見つめてみたい。
◆ 非正規雇用の現場で感じたこと
糸島で働いていたときに感じたのは、教育の現場で「支える人たち」の多くが非正規雇用だったということ。子どもたちの笑顔を守っているのに、安定した働き方が難しい。その現実にもやもやすることがありました。子どもとの関わりの中で、時間になったからはい、さようならって帰れないこともありました。
◆ 子ども時代の記憶と、支えてくれた先生
小学生のころ、図書室で本ばかり読んでいた私に、図書司書の先生がやさしく声をかけてくれたことがあります。あのときの「ちょうどいい距離」が、どれだけ心を救ってくれたか。今でもあの時間を思い出すたびに胸があたたかくなります。私が子どもの現場で働きたいと思えたきっかけになったかもしれません。
あの先生も、もしかしたら非正規の立場だったのかもしれません。けれど、あの一言が私の中にずっと残っていて、今の仕事にも生きています。だからこそ、給食の先生や保育士さん、学校を支える多くの職員さんたちが、もっと安心して働けたらいいのにと願わずにはいられません。
◆ 職員室のお茶時間が教えてくれたこと
筑紫野市の学校で働いていた頃、事務室に先生たちがふらっと立ち寄ってお茶を飲みながら話す時間がよくありました。忙しい中でも、ほんの10分のおしゃべりが心の余裕をつくっていたかもしれません。初任の時に配属された中学校の校長先生が、いつも朝職員用のトイレをお掃除されていたり、事務室にお菓子やケーキをくれて、事務室の先生のおかげで学校がまわっていると、いつも感謝の言葉をくださりました。先生たちが事務室に来られた時にいつもお菓子があったのは、そんな校長先生のおかげかもしれません。そこには笑いもあり、相談もあり、職場全体が温かい空気に包まれていました。
もしかしたら、その時間があったからこそ、教室で子どもたちと向き合う力を取り戻せていた先生もいたかもしれません。効率やデータでは測れないけれど、「人と人との間」にこそ教育の原点があると感じます。先生に笑いながら「もー!鼻毛出てるー!」って言ったこともありました🤣
◆ 現場で働く人たちの想い
教育の現場にいると、どうしても「人手が足りない」って言葉をよく耳にします。だからこそ、安い労働力や短期契約に頼らざるを得ない状況があるのもわかります。でも、現場で働く先生方やスタッフさんは、みんな子どもたちのことを本気で思っています。もし正規職員で家族を持てるようなお給料がいただけたら、長く働く人も増えて余裕も生まれるのではないかなと感じます。
非正規の先生たちも、授業が終わってから残って教材を整えたり、行事の準備をしたり。時間外になっても「子どもたちのために」と動いている姿をたくさん見てきました。その想いの強さに、何度も胸を打たれました。
子どもたちの笑顔を支えている人たちの姿に、もっと光が当たるように。みんなで小さくても意識を向け合えたら、現場はきっともっとあたたかくなる気がします。
◆ 支える人たちの笑顔を守りたい
給食をつくる人、図書室で声をかける人、校舎を整える人。どの人の仕事も、子どもたちの学びを支える大切な役割です。誰かの小さな声かけが、子どもにとって「生きる力」になることだってある。私自身がそうだったように。
子どもたちを支えるたくさんの人の想いが、今日も静かに学校の中を流れています。その一つひとつの仕事が、子どもたちの笑顔や安心につながっていると思うと、胸がいっぱいになります。そんな優しさが、これからも守られていきますように。
糸島では毎月7日に個別相談、17日に子育てサロンをしています。
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誰かに話すだけで、少し楽になることがあります。
あなたのペースで大丈夫。一緒に笑える日を増やしていきましょー🙆🫶💝🤗
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