「100万回生きたねこ」は、佐野洋子さんの不朽の名作です。5歳の子どもたちにとって「生きること」「愛すること」という少し難しいテーマを感じ取れるきっかけになる絵本です。そして大人にとっても、一度読んだら忘れられない深い余韻を残す物語です。
◆100万回生きたねこのお話
主人公のねこは、王様や船乗り、サーカス団員など、さまざまな人に飼われては100万回死に、100万回生き返りました。けれどもどの飼い主が泣いても、ねこは一度も泣いたことがありません。ところが、ある日白いねこと出会い、初めて「愛する」ということを知ります。愛することを知ったねこは、白いねことともに生き、そして白いねこが死んだとき、初めて泣きます。その後、ねこは二度と生き返りませんでした。
◆5歳に伝えたい「愛と命」
5歳になると、子どもは「死」というものを少しずつ意識しはじめます。この絵本は、ただ悲しい話ではなく「大切な存在を思う気持ち」が生きる力になることを教えてくれます。ねこが初めて涙を流した場面は、愛の深さを強烈に伝えてくれるのです。
◆大人が読むと響く理由
大人になってから読むと、この絵本の重みはさらに増します。「生きること」と「愛すること」は切り離せない、というシンプルで普遍的な真理が胸に迫ってきます。私自身も読み返すたびに涙があふれてしまい、子どもと一緒に読むときは声が震えてしまうことが何度もありました。
◆親子で語り合えるテーマ
読み終えた後に「ねこはどうして泣いたのかな?」「愛ってなんだろうね」と、子どもは自分なりの感情を伝えてくれたり。その答えは大人が思ってもみなかったほどまっすぐで、はっとさせられることもあります。絵本を通して親子で「命や愛」について語り合えるのは、とても大切な時間です。
◆まとめ
「100万回生きたねこ」は、愛と命の意味を子どもにも大人にも深く伝えてくれる一冊です。5歳だからこそ、この物語を通じて「大切な存在を思う心」を感じとれるでしょう。涙を流しながらも心に温かいものが残る、そんな絵本をぜひ親子で味わってみてください。
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