「ないたあかおに」は、浜田廣介の名作絵本です。5歳の子どもたちがちょうど感じはじめる「やさしさ」「友情」「信じる心」を、物語を通して深く味わえる一冊です。表面は鬼の話ですが、その奥には大人でも泣いてしまうほどの愛があります。
◆ないたあかおにのお話
赤鬼は「人間たちと仲良くしたい」という夢を持っています。でも人間たちは鬼を怖がって近づきません。そんな赤鬼のために、親友の青鬼はある計画を立てます。「わざと悪役を演じて、自分が村を荒らしたことにして、赤鬼がそれをやっつければ、人間と仲良くなれるはずだ」と。計画は成功し、赤鬼は村人に受け入れられますが、青鬼は「赤鬼と人間が仲良くするために自分が去らなければならない」と決意し、ひとり静かに山を去ります。
◆青鬼の愛と友情
青鬼は赤鬼の夢を叶えるために、自分を犠牲にしてその場を去りました。その行動は、大人が読んでも胸が締めつけられるほどの深い愛です。5歳の子どもにも「青鬼はどうしていなくなったのかな?」「赤鬼はどんな気持ちだったのかな?」と問いかけると、純粋な感性でそれぞれの気持ちを考え始めます。友情の本質、相手を思う気持ちの強さを感じ取れるでしょう。
◆5歳に伝えたい「やさしさ」のかたち
この物語は、「本当のやさしさとは相手の幸せを願うこと」ということを子どもに伝えてくれます。5歳の子どもは「自分が優しくしてあげたい」という気持ちが芽生える年齢です。その時期にこのお話を読むことで、相手の立場に立って考えることや、本当の友情とは何かを感じ取れるようになります。
◆私のエピソード
私自身も、子どもにこの絵本を読んであげると、普段はにぎやかな子もこの本の時だけは静かにじっと聞いています。そして最後に「青鬼、どこに行ったんだろうね…」とつぶやく姿を見て、胸がいっぱいになりました。大人の私も声が震えて涙が出そうになりながら読むことが多い絵本です。物語を通して、親子で「本当のやさしさ」「相手を思う心」について話し合う時間が持てるのも、この絵本の大きな魅力です。
◆まとめ
「ないたあかおに」は、5歳の子どもに「やさしさ」「友情」「信じる心」という大切なテーマを届けてくれる絵本です。青鬼の行動は、愛や友情の深さを感じさせ、大人も子どもも心を揺さぶられます。ぜひ親子で読んで、物語の余韻を一緒に感じてみてください。
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