『じめんのうえと じめんのした』は、アーノルド・ローベルによる絵本で、自然の循環をわかりやすく伝えてくれる一冊です。子どもたちが見ているのは目の前の世界。でも、見えない場所でもたくさんの命が動いているのだと気づかせてくれます。
◆物語のあらすじ
この絵本は、春から冬へと移り変わる一年を「じめんのうえ」と「じめんのした」の両方から描いています。上では花が咲き、木が芽吹き、動物や人が活動する様子が描かれます。一方、下ではモグラや虫、そして植物の根っこが静かに、けれど確かに生きている姿が描かれているのです。普段気づかない「したの世界」を知ることで、自然全体がひとつにつながっていることを感じられます。
◆子育てにも通じる「見えない部分」
子どもたちの成長も同じです。外から見えるのは、できるようになったことや言葉で表せる姿。でも、その裏にはたくさんの見えない努力や感情、そして親がそっと支えてきた日々があります。「じめんのした」にある根や土の営みのように、目に見えない部分がしっかりしているからこそ、子どもはぐんと伸びていくのだと気づかされます。
◆発酵やお米の世界も同じ
私が大切にしているお米や発酵も、目には見えにくいところで力を発揮しています。お米を研ぐときの手触りや炊き立ての香り、その奥には土や水や太陽、農家さんの営みが隠れています。発酵食品も、麹や菌たちが目に見えない場所で働き、時間をかけておいしさと健康を育んでくれます。この「見えないものへの感謝」こそ、絵本のメッセージと重なる部分だと思うのです。
◆親子で感じたい自然のつながり
子どもと一緒にこの絵本を読むと、「じめんのしたには何がいるの?」「ここにはどんな虫が隠れてる?」と想像が広がります。そして一緒に外へ出て土を掘ったり、お米を研いで「ここにも小さな命がいるんだね」と話すことで、自然や食べ物の大切さを体感できます。そんな時間が、子どもの感受性や優しさを育てていくのだと思います。
◆まとめ
『じめんのうえと じめんのした』は、見えるものと見えないものが支え合っていることを教えてくれる絵本です。子どもの成長も、発酵やお米の営みも同じ。目に見えないところで育まれるものを信じて、感謝していきたい。そんな想いを親子で分かち合うきっかけになる一冊です。
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